2012年06月

スペサルティンパイロープガーネット

2012年06月22日23:45
またまたという感じで、ガーネットが続きます。

スペサルティンパイロープ









スペサルティンパイロープ 0.57ct

写真では変化を取れないのですが、ライトにより、
黄色よりのシャンパンカラーから、オレンジ色気味にカラーシフトするガーネットです。

ガーネット種としては、パイロープとスペサルティンの中間らしいのですが、 
同じ混ざり方をするガーネットでは、マラヤガーネットやカラーチェンジガーネットもそれにあたります。

ただ、インペリアルガーネットとコマーシャルネームがついているガーネットも、
同じ位置におり、我が家にあるインペリアルガーネットはレアカラー?のピンクですが、
よく見かけるインペは、オレンジ~黄色のものなので、店や卸しの人によっては、
この石も、インペリアルガーネットやシャンパンガーネットなんて呼ばれるかもしれません。

ガーネットは、それだけ色味や種類が多いってことでしょうが、
そこも魅力の1つであるかなと思います。

横から見ると、こんな感じ。
スペサルティンパイロープ

ひっくり返すと、こんな風。
スペサルティンパイロープ
小さめですが、 ガーネットらしいファイアもギラギラありますし、
カラーシフトする様といい、これはこれで個性があるガーネットです。

スペサルティン~パイロープな子たちで、並んで1枚。
ガーネットたち
左から、スペサルティン、アントヒル(パイロープ)、今回の子、インペリアル、ベキリー(カラーチェンジ)
同じような成分でも、これだけ個性がバラバラとしているのも、ガーネットの面白さです。

石を色で選ぶ~赤・青・緑~

2012年06月22日12:25
こんにちは。またまた登場、奥さんです。
ふと思いついたので、筆を取りました。

このブログの最初の方を読んでいまして、
石初心者だった頃(今もある意味、初心者です^^;)の目線から
「こんな石がお勧めだと思います」と感じたことを書いてみようと思いました。

たとえば、私がカメラについて調べていると
「うーん、よくわからなくなってきました……
もう、こういうときはどれがお勧めなのか、簡単にまとめてくれないかしら」
……と思うのです。^^;
 
ただし下記は、今の時点でのかなり個人的な印象ですので
是非ともお気をつけください。
何かの参考になれば程度の書き込みでございます。
グーグル先生に尋ねながら楽しんでいただければと思います。

さて、「アクセサリーORジュエリーがほしい!」となりますと
普通はまず「何色の石?」となると思いますので、
色で分けました。

薄い色や、混ざった色ではない、純色を探しているイメージで書いています。
違う色のカテゴリは、また後日、筆を取りたいと思います。

そして本当は、高額だ云々のことは書くつもりがなかったのですが、
買う気がある場合は「でも、お高いんでしょう?」と思うのは確かですので、
どうしても書かずにはいられませんでした。;;

--------------
<本当に赤い石>

「ルビーだ!」
……と、まずは思うのですが、RGBのレッドのごとく本当の赤を探そうとすると
おそろしいほどの高額商品へたどり着くと思われます。;;
(2013/08/10追記:しかし、ミャンマー・ビルマ産でなければ、買える値段のものが多いことがわかりました!)

インクルージョンが多い、加熱処理は当たり前、拡散処理という話など
人気の石ならではの話も多いです。

二の足を踏んだ方は、「スピネル」がお勧めです。硬さもあります。
しかし現在、スピネルは値上がりしております。(どこだったかの有名ブランドが起用しはじめました)
しかも、ルビーを超える赤いスピネルは、いろいろな色があるスピネルの中でも特にお高いです。

レッドスピネル
↑こちらは、我が家のスピネルです。 

そうなりますと、次にお勧めに感じますのが「ガーネット」となります。硬さもあります。
ガーネットの赤は、黒い赤も多いのですが……探していると綺麗な赤も発見することができます。
ロードライトガーネット

こちらは我が家のガーネットです。

赤いトルマリンである「ルベライト」もお勧めです。硬さもあります。
こちらは加熱処理が当たり前です。

ルベライト

こちらは我が家のルベライトです。

硬度は少し下がってしまいますが「アンデシン」もよい感じかもしれません。
素敵な色合いのものが見つけられる可能性があります。
ただ、処理がよくわからないという状況なのが玉に瑕でございます。
  
ちなみに高額商品で小さめの石でも構わないとおっしゃる
セレブな方には「レッドベリル」という道もございます。
硬さもありますが、赤いエメラルドですのでオイル処理などされていると思われます。 


--------------
 <本当に青い石>

「サファイアだ!」
……と、まずは思うのですが、RGBのブルーのごとく本当の青を探そうとすると……
そもそもそんなサファイアを見たことがありません。^^;

ただ、いろいろな青がありますので、気に入る青は必ずあるのではないかと思います。
そちらこちらもルビーと同じくコランダムですので、加熱処理は当たり前、拡散処理という話などの
お話も同じとなります。

非加熱サファイア

こちらは我が家のサファイアです。

色だけで青を追求いたしますと「アウィン」にたどり着きます。
ただし、硬くありません。また、小さいけれども高額です。;;
けれども皆さんがまずイメージする青に一番近いのは、この石ではないでしょうか……。

アウイナイト

こちらは我が家のアウィンです。

次にサファイアの色に似たものを探すとなると、「ブルースピネル」と「カイヤナイト」です。
ブルースピネルには、コバルトスピネルと呼ばれる人気の石もおります。
ただ、黒っぽい青が多いため、イメージからは 遠ざかっていく かもしれません。

「カイヤナイト」は、素敵な青を見つけることができるのですが、ぶつけると割れる可能性が高い石だということです。腕のよい職人さんにネックレスの枠に留めてもらうなど、気を使う必要がありそうです。

カイヤナイトたち

こちらは我が家のカイヤナイト軍団です。

硬さで考えますと、トルマリンにも青いものがあります。「インディゴブルートルマリン」です。
緑と青の雰囲気になるものも多いため、イメージからは遠ざかっていくかもしれません。


--------------
 <本当に緑の石>

「エメラルドだ!」
……と、まずは思うのですが、RGBのグリーンのごとく(以下略)
とにかく高額です。おそろしいほどの高額です。サファイアよりもお高いです。;;
また、インクルージョンも多く、割れないようにオイル処理されているものが当たり前です。

トラピッチェエメラルド

すみません、我が家のちゃんとした緑エメラルドは
「トラピッチェエメラルド」しかありません。^^;

ルビーと同じく「うぐぐぐ」と唸ることとなると思いますので、
そういった方には緑のガーネット「ツァボライト」がお勧めです。硬さもあります。
ただ、ほかの色で上げた石も同じなのですが……
そういった方は世界中に多くいらっしゃるようです。(私を含めて)
そのため、こちらもガーネットの中ではかなり人気でお高くなっております。

小さくてもよいとおっしゃる方には、輝きがとにかく強い「ロシア産のデマントイドガーネット」をお勧めいたします。
こちらはツァボライトよりもお高いのですが、思ったような緑に出会える上に、思った以上の輝きを手にすることができると思います。
ただ、ツァボライトも輝きは強い方ですので、そちらのほうがよいものと出会えるかもしれません。

グリーン系のガーネットたち

こちらは我が家のグリーンガーネット軍団です。

また登場するのが、トルマリンの「グリーントルマリン」です。
どの色でも、困ったときはトルマリンといえましょう。硬さもあります。
ただし加熱処理が当たり前です。

硬度が少し下がってしまうのですが、「グリーンダイオプサイド」は大穴となるのではないでしょうか。
黒っぽい緑も多いかもしれませんが、よく探すと綺麗な緑が見つかります。 

グリーンダイオプサイド

我が家のダイオプサイドは黄緑ですが。
--------------

第一弾はここまでにさせていただきたく思います。
1年ほど石を探した印象で書いておりますので、プロの方々、詳しい方々から見ると納得がいかない点もあるかもしれません。また、後で「忘れてた!」という石を思いついてしまいましたら、加筆することになるかもしれません。

そのときはどうぞご容赦ください!
よろしくお願いいたします。

ヘソナイト

2012年06月21日22:52
通常更新に戻りまして、

前回のペアシェイプのマラヤガーネットの時に、並んで写っていた

ヘソナイト








ヘソナイトガーネット 0.99ct


タンザニア産のヘソナイトガーネットです。

とある店で、この子を見た時に、
「何これ?ガーネット?スペサルティンかぁー」
と思いきや、ヘソナイトガーネットと聞き、
ヘソのオレンジにしてはスペサルティンっぽいし、糖蜜インクルも見えない…。
「なんか、面白い!」と思い、値段がスゴク安いこともあり買ってしまいました。
 
裏から見ると、こんな感じ。
ヘソナイト

横から見ると、こんな風。
ヘソナイト
クリーンでキラキラ、スペサルティンにしか見えません。
卸の人の間違いなんでは?と思う一品です(^^;

追加(6/22)で、オレンジの雫型の石と並んで1枚。
オレンジの石
右はインペリアルトパーズです。

東京国際ミネラルフェア 2012 まとめ

2012年06月17日16:58
こんにちは、奥さんです。お世話になっております。
まとめを書きなさいと言われまして、登場させていただきました。
以下、まとめと言いましても個人的な話になってしまいまして恐縮です。 

今回の「東京国際ミネラルフェア 2012」ですが、旦那さんいわくルースを扱っているお店が少なかったとのこと。私はあまり感じていませんでしたが、どうやら本当にそうだったようです。

そのおかげで最終日まで、私は予算上限の半分以上をキープすることができておりました。

実は、最初の日によい出会いがあったのですが、悩んでいましたら売り切れたのでございます。
また、素晴らしいアレキサンドライトを見せていただきまして、「お金を貯めよう」と思ったためでもあります。

……しかし……

石の魔力は恐ろしいものですね……ふぅ……。
結局、予算上限オーバーしました……。
どうしてこうなってしまったのでしょうか……。

さ、さて、気を取り直して。

今回、私が気にしていた石は、スピネル、非加熱サファイア、大きいクリソベリル、変色性がある石、虹が出る石(なんでもよし)でした。ちなみに旦那さんの方は「いつもどおりガーネットだろう」と思っていたのですが、レア石がメインでしたね。しかし最後はまたガーネットで、「まだガーネットを買うのか!」と驚かされました。^^;

本当にそうだったのかはわかりませんが、私の印象ですと、サファイア関係は初日に売れてしまったものが多かったように感じます。そして大きいクリソベリルや、ピンク寄りのアンダリュサイトは、私が探しているようなものは見つけられませんでした。(全部のお店を見てはいませんので、ただ単に努力が足りないのかもしれません)

しかし、とっても嬉しいことに、やっと綺麗なカボションのビルマ産ムーンストーンを入手できました。
虹が出る石やシラーが出る石は、本当にクリーンなものを見つけるのが大変なのです。
その石をじっと見ながら癒されております。^^

あと個人的におもしろいな、と思いましたのは、変わった色合いのカイヤナイトです。
私たちが知らないだけで、あの色は珍しくないのかもしれませんが……とても爽やかで綺麗です。

そして、ルースを集めはじめたころに知り、気になっていたジェレメジェバイト、エレメージェバイト、etc。
旦那さんが購入してくれてよかったです。しめしめ、といった感じでございます。

しかし、この頃、暑いからでしょうか。
青い石ばかり気になるようになっておりますね。

最後に、別のお店の方から、おまけで素敵な石もいただきました!
どうもありがとうございます!
ムーンストーンキャッツアイ

小さめのムーンストーンキャッツアイです。
ひっくりかえると……
ムーンストーンキャッツアイ

この前、手に入れた大きいムーンストーンキャッツアイと並べると
親子のようです。
(写真を撮るとき、どうやってもキャッツ部分が真ん中に出ません。
プロの方はどうやって撮影しているんでしょうか) 
ムーンストーンキャッツアイたち

ここまで長々とお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました! 

最後の最後に。
くだらないことながら、今回の戦利品の写真を撮りながら考えていたことがあります。

その1:
うちにはオーバルが多すぎます。
もっと、ペアシェイプが必要です。 ←私はペアシェイプが好きでして。

その2:
石が多すぎて、探しだすのに時間がかかるようになってきました。
これは……緊急事態です!!

その1を解決しようとすると、その2が悪化するという悪循環。
おそらくその1は、石たちの陰謀による策略だと思われます。とほほ。

アイスブルースピネル

2012年06月17日14:47
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part16

ミネラルショー、最後の戦利品。
アイスブルースピネル







アイスブルースピネル 0.865ct
(お店:GemFrance)

ジェムフランスさんで、綺麗なスピネルが並んでいるのを発見。
「これは、奥さんに見せなければ…」と、スピネル好きの奥さんを呼び、
色々見た中から、個性的な色味を持っているこの子を奥さんが選び出しました。

ブルー系のスピネルと言えば、サファイアブルーっぽい、
コバルトスピネルなどが、値段も高く人気があります。

ジェムフランスさんにも、5cくらいのクリーンで美しいコバルトスピネルが、
ありましたが、まぁ、ちょっと一般人が気軽に買うような値段ではないので、
そちらは、ただの眼福として拝見させてもらいました。

この子は、それらとは別な、深く力強い青とは違う、
冷たく、そして優しい感じの青です。正にアイスブルーといった感じの色に思えます。

横から見ると、こんな感じ。
アイスブルースピネル

ひっくり返すと、こんな風。
アイスブルースピネル

輝きも強く(写真では上手くでてませんが)七色の光が出て、
ちょっと、ベニトアイトにも似ていて、 うっとりする美しさを持ったスピネルです。

比較的、手頃な価格帯の多かったスピネルですが、
硬度も高く、輝きも綺麗、色のバリエーションも多く、クリーンなものも多い。
(でも産出量はルビーなどの1/10以下)
そんな石なので、年々、高くなってきてしまっているようで、
ここ1年でも「あれ? なんか前より高くね?」と感じられます。

今のうちに、もう少し欲しいですねぇ。

他の青系の石と並んで1枚。
スピネルと青い石
左から、
栗型のスピネル、ジルコン、今回のアイスブルー、バイオレットスピネル、インディゴトルマリン。
です。

どの子も個性があって綺麗ですが、流石に、アイスブルーの今回の子が目立ちますねぇ。
とはいえ、他の子たちは、気軽に衝動買いできるレベルの子たちなので、
まぁ、相応かなぁといったところです。


これで、今回のミネラルショーの戦利品は紹介です。
なんだかんだで、また、いくつも増えてしまってますので、
楽しいやら、困ったものやら、という感じです(^^;

次回の更新は、今回のショーについて、奥さんの短評です。

マラヤガーネット(マダガスカルマラヤ)

2012年06月15日18:25
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part15

引き続きマラヤです。
マラヤガーネット







マラヤガーネット 1.14ct
(お店:Star-38)

同じ店で、色味も形も違う同じ石を2つ買う人も珍しいかもしれませんが、
今回、2個目のマラヤガーネットです。

今までの、紫っぽい、元祖ウンバライトたちと違い、
少し赤みがかった、マダカスカルのベキリィ産のマラヤです。
(ベキリィといえば、ベキリィブルーのカラーチェンジガーネットの方が有名かと)

そのため(コマーシャルネームで)「マダガスカルマラヤ」とも呼ばれるとか。

成分的には、前回ご紹介のと同じで、
パイロープ、アルマンダイン、スペサルティンの混合「パイラルスパイト」とのこと。

つまり、このマラヤは、パイラルスパイトのマダカスカルマラヤです(^^;

横から見ると、こんな感じ。
マラヤガーネット

ひっくり返すと、こんな風。
マラヤガーネット
少々、厚みもある、普通のオーバルタイプ。
インクルは殆どなく、綺麗なものです。
(ガーネットは硬い上に、インクルが少ないのが多くてよいですなぁ)

4つのマラヤを並べて1枚。
マラヤガーネットたち
それぞれが、微妙に違う個性を持っています。
この子たちも、見ていて、飽きない子たちです。

マラヤガーネット(パイラルスパイト)

2012年06月14日18:50
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part14

いつもと少し、成分が違う、ある意味元祖…。
マラヤガーネット







マラヤガーネット 1.18ct
(お店:Star-38)

マラヤを産地や成分別に集めよう!とか思っているわけではないですが、
今回のイベントでは、微妙に違うマラヤを2つ買いました(もう1つは次回紹介)

我が家にいるマラヤと同様にピンク~紫よりの子ですが。

産地はタンザニアのウンバ。
つまり、まさに元祖「ウンバライト」ですね。

そして、成分的には、パイロープ、アンマンダイン、スペサルティンの混合で、
(頭文字を取ってるのでしょうが)「パイラルスパイト」と呼ばれるそうです。

つまり、このマラヤガーネットは、タンザニアのウンバで採れたウンバライトで、
3つの成分が混ざったパイラルスパイトという訳ですw

 ひっくり返すと、こんな風。
マラヤガーネット

で、横から見ると、こんな感じ。
マラヤガーネット
意外と厚みがあります。

もちろん、ガーネット特有のギラギラも顕在。

同じ雫型のガーネットたちと並んで1枚。
ガーネットたち
思いの他、雫型のガーネットが我が家には少なかったです。
その上、右下のオレンジのは、まだ未紹介の子だったりします。

何ガーネットかというと、左から、
今回のマラヤ、レッドグレープガーネット(ロードライト)、ヘソナイトとなります。

うーんガーネットは、お手頃で綺麗で、種類が多く、色々と集めがいがありますな。

カイヤナイト

2012年06月13日05:01
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part13

ちょっと、変わった色味の
カイヤナイト








カイヤナイト 2.09ct
(お店:ジェムフランス)

はい、既にタイトルで前回の答えは出てますが、
そうなのです、水色のカイヤナイト(ブラジル産)なのです。

カイヤナイトで宝石質のものといえば、サファイヤの代用品として考えられたという、
濃い群青色をしているものが大半ですが、こちらはジェムクオリティでありながら、
水色という、ちょっと(私は)見たことない色味でビックリ。
「こりゃ、面白い!」と迎え入れてしまいました。
(ビーズやパワーストーンなどでは、薄い水色のようなのものもあるかと思いますが)

非加熱…ってわけでもないのでしょうが、こんな色味もありですね。
(オレンジ色のカイヤというのは見たことありますし、グリーンのカイヤもいるそうです)

ジェムフランスさんには、もう1つ同じようなカイヤがいたのですが、
そちらの子の方がクリーンで色味は、更に薄く綺麗。
ただ、スラッシュインクルが1つ目立ったので、悩んだ末に、こちらの子にした次第。

横から見ると、こんな感じ。
カイヤナイト

ひっくり返すと、こんな風。
カイヤナイト

うーん、カイヤには見えませんねぇ(^^;

普通のカイヤナイトと並んで1枚。
カイヤナイトたち
普通のももちろん綺麗ですが、こちらも別の綺麗さを持ってるいい子です。

インディゴトルマリン

2012年06月12日04:36
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part12

段々と、青い石の仲間たちも増えてきました。
インディゴトルマリン







インディゴトルマリン 0.74ct
(お店:ジェムエイコー)

3回目の時ですね、またフラリとエイコーさんを覗いて、
世間話なんかを楽しく聞かせてもらってる時に、
「おや?」と、なんとなく目についてしまった石です。

私は、もともと青石は好きなのです。
しかし青い石は、パライバしかり、サファイアしかり、ジルコンしかり、
天然で非加熱…というものが少ない。

中にはブルートパーズのように、
放射能で青くしてるなんてのもありますし、人工という感じが強く、
特に奥さんの趣味と合わなかったりします(奥さんは、未処理な石好き)

こちらもトルマリンなので、自然の青ではないでしょう。
けれども見ていて、その青みがとても気に入ってしまい、
「あ、これください」とスグに頼んでしまった次第(^^;

とてもクリーンで、サンタマリアアクアマリンのような、綺麗な青です。

横から見ると、こんな感じ。
インディゴトルマリン
とても平べったいですが、色はシッカリのっています。

裏からは、こんな風。
インディゴトルマリン

おっと、ちょっとパライバ風に写ってますが、
実際はもう少し(最初の写真のように)濃い目の青です。

我が家は、トルマリンはその多様な種類にしては、
まだまだ、持っている数が少ないですが、様々な色味が楽しい石です。
(値段がピンきりすぎるのも、玉にキズです)

他の青い石たちと並んで1枚。
青い石たち
左から、ブルーグリーンのトルマリン、次が今回のもの、
そして栗型のブルースピネルで、一番右は……次回紹介するものです。

さて、その一番右、何の石か、多分、皆さんにも分からないと思います。
ってか、トルマリンに見えますよねぇ? そう思って手にとったら、全然違う石でした。
正体は次回までのお楽しみで……。

ラズライトinアフガナイトに写真を1枚追加

2012年06月12日04:07
ラズライトinアフガナイト に写真を1枚追加。

アフガナイト

アフガナイトといえば、紫外線ライトで変色する石ですので、
ライトをピカっと1枚。

グリーンムーンストーン

2012年06月10日15:27
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part11

ジェムで探そうとすると、あまり見かけない、
グリーンムーンストーン







グリーンムーンストーン 5.38ct
(お店:M.I.Q.)

緑色のムーンストーン…とのことですが、
ラブラドライトか、ペリシテライトの可能性もあるかとは思います。

何にせよ、ジェムクオリティで緑色をしたムーンストーンは、
あまり見かけたことがなく、 M.I.Q.さんで見つけた奥さんが気に入りゲットです。

こちらは、M.I.Q.さんが原石で見つけて、綺麗な部分を3つだけカットしたとのことで、
そのうちの1つが、我が家に来たというわけです(残った原石も見せてもらいました)

写真では分かりにくいですが、不透明ではなく透明感はちゃんとありますし、
ムーンストーン特有のシラーもうっすらと出ます。

裏からみたほうが、少しわかりやすいです。
グリーンムーンストーン
アップルグリーンの可愛い子にみえます。

が、これは写真の方が綺麗すぎますね(^^;
透明感は、こんな感じですが、実際に目で見てると、もう少し色味が薄い感じです。

他のムーンストーンと並んで1枚。
ムーンストーンたち
左は前回ご紹介のムーンストーン、右は以前紹介したファセットのムーンストーンです。

それぞれ、全く違う個性ですねぇ。

ムーンストーン

2012年06月09日19:43
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part10

お次は月長石ですが、、、
P1050915







ムーンストーン 1.8ct
(お店:GemFrance)

奥さんが、ビルマのムーンストーンを丁度探していて、
ジェムフランスさんで、とても綺麗なものを見つけ即決していました。
(ファセットカットのものは、既にひとつ持ってますがカボションを探してました)

いつもひやかしになっていたお店で見つけられてよかったです。

透明度も高く、周りのものが綺麗に写りこむほどです。
(写真は、部屋の中が丸見えでしたので、写りこみが少ないものをチョイスしました(^^;) 

カットもチョット変わっていて、とんがっているというか、
2等辺三角形のおにぎりみたいな感じです。

そのためか、頂点からシラーが幾筋も下に流れていくように光り、
他のムーンストーンにはないような面白く美しい顔を見せます。

とんがりの上からみると、こんな感じ。
P1050917
 
ひっくり返すと、こんな風。
P1050921

写りこみや、頂点からの筋が目立ちますね。
背景を黒くすると、わかりやすいですが、
P1050929
ムーンストーン特有の、ブルーやレインボーも楽しめる、綺麗ないい子なのです。

ハイドロフェーンオパール

2012年06月08日22:26
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part9

お次は、真っ白で少し変わっているオパール。
ハイドロフェーンオパール









ハイドロフェーンオパール 0.79ct
(お店:ジェムエイコー)

遊色のない真っ白なオパールですが、水につけると変化するオパールです。
カメレオンオパール、ミステリアスオパールなどとも呼ばれます。

ハイドロフェーンは、すでに1つ持っていますが、こちらは見事に真っ白だったのと、
以前のやつが、完全に透明になる子だったので、他のハイドロってどうなのかしら?
と比べてみたくなり、安かったのもあって、オレゴンオパールと一緒に買ってみました。 
(これくらいの値段だと、気軽に水につけて遊べるというのもありますし)

背景が白いところで撮ると、うまくカメラのピントがあわないくらい馴染みます。
ハイドロフェーンオパール

横から見ると、こんな感じ。
ハイドロフェーンオパール

さて、では水につけてみましょう。
ハイドロフェーンオパール
 おぉ、またも透明になりました。

水から出してみると、こんな感じです。
ハイドロフェーンオパール
ははは、ゼリーみたいになりました。

ひっくり返すと、こんな感じ。
ハイドロフェーンオパール

ジワジワと元の白さに戻っていきますが、
以前の子の方が透明度は少し勝っています。

黒い背景だと、こんな感じです。
ハイドロフェーンオパール
 
ハイドロフェーンは、このように水を吸い込んで色が変わりますので、
色のついた水なら、もちろんその色ごと吸い込んでしまいます。
で、色つきの石として売っちゃったり…なんて酷い話もあるようです。 

さて、我が家にいる他のコモンオパールと並んで1枚。
コモンオパールたち
やはり、オパールなのに遊色がないというのは、若干、寂しい気もしますが、 
コモンならではの色味を楽しむというのも、よいかなとも思います。

ラズライトinアフガナイト

2012年06月07日22:09
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part8

青い2つの石が混ざり合った
ラズライトinアフガナイト









ラズライトinアフガナイト 0.71ct
(お店:Star-38)

Star-38さんも、イベントのたびに顔を出すために、
すっかり常連と化しているお店の1つです。

私は、とある水色の綺麗な石を探しているのもあり(まだ、見つからないのですが)、
どのお店に行っても、青や水色の石は、まず目がいってしまったりします。

ラズライト自体も、綺麗なものを探していはいるのですが、
なかなか値段と折り合いがつけれる綺麗なものは見つかりません。 

で、こちらは、アフガナイトなのですがラズライトが混ざっていて、
変わった色味となっている石です。 
「おぉー、なんだこりゃ面白いw」と私がノリで買ってしまいました。
(奥さんは、こういう石は、まず買いません(^^;)

裏からみるとこんな感じ。
ラズライトinアフガナイト

白く見える部分がアフガナイトです。
ラズライトのブルーによって、いい色味になっています。

もともと、アフガナイトはこのような白い不透明なものが、殆どだったらしいのですが、
近年になって、綺麗な透明なものが産出されるようになったようです。

アフガナイト以前紹介した我が家のアフガナイト

もともとラズライトも、単体で発見されるものは少なく、
ラピスラズリを構成するもののひとつとしての方がメジャーです。

そのラズライトが、アフガナイトに混ざってるというのも、なかなか面白いものです。

では、そのアフガナイトなども含めて、青い石たちで1枚。
青い石たち
左から、非加熱サファイアアウィン、アフガナイトinラズライト、ラピスラズリ、アフガナイト、アウイン
(一部、反転クイズ~。今回はそれほど難しくない…?)

青い石は心が休まります。
段々、仲間が増えてきていて楽しい限りです。


6/12追加。
アフガナイトといえば、紫外線ライトで変色する石ですので、
ライトをピカっと1枚。   
アフガナイト
透明なアフガナイトと同様にピンク色に輝きます。

ジェレメジェバイト

2012年06月06日20:55
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part7

ラズベリルと同じように、あまり採れなずに綺麗なものが少ない希少石、
ジェレメジェバイト








ジェレメジェバイト 0.64ct
(お店:American-Thai Trading)


名前は「Jeremejevite」。
日本語表記では、ジェレメジェバイトやエレメーエファイトと呼ばれている石です。

化学組成的にはトパーズの変種といっていいような石らしいのですが、
なぜか、殆ど産出されないようで、出てきてもカラーレスのものが多く、
このような青のジェレメは、ナミビアでしか見つからないそうです。
大きなサイズのものも見つかりにくく(あるにはありますが)、1ctの以下の物が大半です。
また、元々インクルも多く、インクルの少ない宝石質のものは更に珍しいという困った石です。

色の付き方がとても綺麗ですし、硬度も7とそこそこ硬く、
もう少し、普通に採れれば、もっともっと人気の出る石なのではないかと思います。

American-Thai Tradingさんでは、綺麗なジェレメが多くありました。
その中でも、この子は色味が綺麗で、よく見ると…
ジェレメジェバイト
ちょっと、バイカラーなんです。

更に、このジェレメは写真ではインクルがハッキリ写ってますが、
眼でみていると、カットによって、インクルが消えて綺麗に見えるのです。
アメタイの人が
「それは自分の師匠がカットしたもので、カットが非常にアメージングだ」
と言ってました。確かにアメージングって感じで、
見た目ではインクルが見えなくて、とても綺麗です。

横から見ると、こんな感じ。
ジェレメジェバイト

ひっくり返すと、
ジェレメジェバイト

これくらいの綺麗さで青い、買える価格のジェレメを探してました。
という感じで手にしてしまった良い子です。

アメタイさんは、この子といい、ラズベリルといい、
前回の(まだ今年もありましたが)隕石ペリドットといい、
非常に珍しい質ものを、どこで探してくるんだろうというという、いいお店です。

他の青い石と並べてみました。
青い石たち
左から、ベニトアイト、ジェレメジェバイト、非加熱アクアマリン(反転クイズ)

です。それぞれ全く違う個性をもった、美しい子たちです。

ラズベリル

2012年06月05日23:06
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part6

2003年にツーソンで発表された、比較的新しい石。
ラズベリル







ラズベリル(ペッツォタイト)  0.25ct
(お店:American-Thai Trading)

ここのお店も、イベントの時に必ず行く店で、半常連と化してきていますが、
レアな上に、非常に質の良いものが、買えるお値段で見つかる店です。

ラズベリルはコマーシャルネームです。宝石名は「pezzottaite」
(日本表記は ペッツォタイトやペツッォタイトと書いてるところもありますし、
 この石のケースにはペツォッタイトと書いてあります)
名前の通り?ベリルの変種とのこと。
40kgしか原石が産出されてないとか言われたり(その後、見つかってるのかと思いますが)、
レア度は、かなりの物のようです。

お店には、沢山のラズベリルが並んでいて、
最初、綺麗すぎて、ラズベリルと気が付かなかったくらいです。

グーグルなどで画像検索をしてもらうと分かりますが、ラズベリルはインクルが多く、
一般市場で、綺麗なものを見つけるのは「不可能」とまで言われるくらいらしいです。

が、予算の関係で一番安いものを買ったのですが、これで一番下のクオリティ。
一番いいものは、アイクリーンで強いピンクに輝くものもありました。
(お値段も、輝いてましたが(^^;)
「見つけるの不可能なんじゃないの…?」って感じです。

横からみると、こんな感じ。
ラズベリル

ひっくり返すと、こんな風。
ラズベリル

さすがにインクルがありますが、0.25ctと小さいので、
インクルが目では見えないくらいの綺麗さです。

様々な色のベリルたちと1枚。
ベリルたち
左からサンタマリア、ラズベリル、アクアマリン、グリーンベリル。

ベリルは濡れたようなテリが、とても綺麗です(^^)

東京国際ミネラルフェア 2012最終日に行ってきた

2012年06月05日14:34
ということで(いや、どういうこと?)、6/5火曜日、最終日にも、
お昼休みに、ちょこっと行ってきてしまいました。

3回とも顔を出して、買わずに帰ってきた店がありまして、
「うーん、あれ、やっぱり欲しいなぁ、でも予算がなぁ……」
で、我慢してたのですが、最終日、やっぱり買いに行ってしまいました。

それが、この2つ。
戦利品
今日の戦利品。

後ほど、紹介しますが、ちょっと普通と違う石と、普通のいい石の2つです。

そんなこんなで、本当にそのお店に行っただけの最終日でした。

他のお店の方に聞きましたが、最終日は化石系の大物で、海外バイヤーの方などは
飛行機に乗せて持って帰るよりは、売ってしまった方がいいと、投げ売りする方もいるらしいです。
そこらが趣味の方は、狙ってみるといいんじゃないでしょうか?

トルマリン

2012年06月04日20:24
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part5

変わったカットで、変わった顔を見せる、
トルマリン








トルマリン 3.33ct
(お店:M.I.Q.)

こちらは、M.I.Q.さんで、モザンビーク産の「トルマリン」として売っていた石。
なかなかいろんな意味でインパクトがあり、
サイズも3ctオーバーとそこそこあり、お値段もお安めと、一気に惹かれました。

角度を変えて、1枚。
トルマリントルマリン
こう、面がチェッカーボードカットのように段々になりながら、
円を書くように丸くなっています。

横から見ると、更にわかりやすいです。
トルマリン
こんな感じ。

で、更に色も、ご覧のとおり、パーティカラー。

その多色なところが、このカットのお陰で、角度を変えることで、
キラキラっと色変化して、かなり面白い子になっています。

裏から見ると、こんな風。
トルマリン
後ろから見ても、面白い子です。

裏を真上からみると、
トルマリン
パーティカラーの特徴的な、マジカル風の枠も見えます。

いやはや、本当に綺麗~~という感じで、
どの角度からも全面的に見てて飽きない、とても個性的なトルマリンです。


こちらは、M.I.Q.さんの知り合いのコレクターの方がずっと持っていた石らしく。
次代の石好きの方に譲りたいと、出してくれた石という話を聞きました。

「石好き」って点では、はい、とても石好きな夫婦ですので、
ちゃんと石好きの私たちの元に来ましたよー、と言っておきましょう。
大事にさせていただきます。

他にも、同じ方が出してくれたという、すごくいい石が、沢山あったのですが、
予算の関係もあり、見送ったのですが、やっぱ気になり、翌日戻った次第。
しかし……あらら、結構なくなっちゃってました(-_-;)

いい石は、私たち以外が見ても、いい石ですので、しょうがないですね。
皆さん、お目が高い (^^; 


今回の石たちではありませんが、他のトルマリンたちと1枚。
トルマリンたち
多色多様のトルマリンたちです。
やはり、彼らは色の付き方が、とても個性的でいいですね。

東京国際ミネラルフェア 2012に行ってきた 3

2012年06月04日19:43
昨日は、行かずにいたのですが、
ちょっと心に残っている石があったので、今日もでかけてしまいました。

土曜と一変、結構、人も減り、歩きやすく、そのせいもあり、
お店の人とも、ゆっくり話せたりして、まったり眺めることができました。

しかし、まぁ、結局、目的の石は買わなかった(我慢した)のですが、
ジェムフランスさんで、7桁のお値段になりそうな、
超特級のコバルトスピネルとか、なかなか眼福なものを見せていただいたりして楽しみました。

ジェムフランスさんは、相変わらず、とびっきりの物が置いてあるお店ですので、
興味がある方は、最終日の明日にどうぞ。

で、何も買わなかったのかというと、ちょっとお安いものを2つほど…。

P1050967
今日の戦利品。

そんなに変わったものじゃありませんが、ついつい、ですね(^^;

ロードクロサイト

2012年06月03日13:36
東京ミネラルフェア 2012 戦利品 Part4

別名インカの薔薇、インカローズ
ロードクロサイト









ロードクロサイト 0.72ct
(お店:M.I.Q.)

我が家にもインカローズは、2つほどあるのですが、
両方共に、アメリカのスイートホーム鉱山産。

こちらは、M.I.Q.さんが、18年前のツーソンで仕入れた、
南アフリカ産とのことで、その時の話なども楽しく聞かせてもらいました。

写真では、肉眼でみてる時に感じる印象がうまく出てないのですが、
実際は、もう少し発光するようなオレンジよりのパパラチアカラー風です。

それがアフリカ産の特徴のようで、
我が家にはない色だ!と、迎え入れてしまいました。

撮影中、雲で影ができたときに、写した写真。
ロードクロサイト
蓄光ってわけじゃないんでしょうか、自ら光ってる風に写っています。


インカローズの産地は、アメリカも南アフリカもとっくに閉山しているので、
最近、採掘されるようになった中国産のものが市場では多くなっているようです。

で、中国産のものは、アメリカ産の色に似ていていますので(もちろん、よいことです)、
やはり、アフリカ産は独特の個性を持っているという感じでしょうか。


ひっくり返すと、こんな感じ。
ロードクロサイト
なかなか、艶やかです。


我が家にある、他のインカローズとも並べてみました。
ロードクロサイトたち
右と真ん中がアメリカ産、左が今回の南アフリカ産です。
色相図のように上手く並びました(^^)
 
あまり硬度がない石ですが、ほんのり蛍光するインカローズは、
奥さんもお気に入りの石です。
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