2014年05月

ブルートパーズ(非加熱)

2014年05月31日23:30
ついつい、非加熱にこだわってしまう、

ブルートパーズ







 ブルートパーズ 3.56ct
 (産地:ブラジル ロンドーニャ)



我が家では2個めのロンドーニャ産のブルートパーズ。
ここの産地のトパーズは、処理をしなくても青く、退色しないらしく、
ブルートパーズでは珍しく、未処理で市場にでてくるようです。

色は若干薄目ですが、淡く優しい青と、
コンケーブカットが生み出す、光の線がマッチして、
とても幻想的で美しい煌めきを見せてくれます。

横から見ると、こんな感じ。
ブルートパーズ

ひっくり返すと、こんな風。
ブルートパーズ
カットにも個性があるので、どこから見ても楽しめます。

同じような、光の線がでる石と並んで1枚。
ブルートパーズ
右はアデュラリアムーンストーン。
両方共、透明度が高いからこそ、カットが生き、美しさを増々にしているようです。

グリーンスフェーン

2014年05月28日00:57

この子たちも、意外と写真だと本当の色味がでません。

グリーンスフェーン








 グリーンスフェーン 0.77ct
 (産地:マダガスカル ダライナ)


前回の子があまりにも特品だったので、
「スフェーンはこれにて打ち止め!」なんて気持ちで大奮発したのに、
綺麗な子を見かけると、やっぱり迎えてしまうという困った私ですが、

この子は、写真で見るよりも、かなり薄い緑で、
そのふんわりした色味を持ちながらスフェーン特有のギラギラは顕在。
(写真でも、いくつもの色がギラギラ光ってる様子がなんとなく伺えるかと……)
他の我が家の他のスフェーンと比べても、独特の個性を発揮しています。

他の色んな角度から何枚か。
グリーンスフェーングリーンスフェーン
グリーンスフェーングリーンスフェーン
グリーンスフェーン
と、こんな感じ。どの角度からもギラギラです。

スフェーンの鉱物名はチタナイトですが、宝石として取引されるときは、
結晶が楔型のことから、ギリシャ語の楔「shenos」を語源とした
スフェーンの名の方で呼ばれるとのことです。

前回のスフェーンと並んで1枚。
スフェーンたち
どちらもギラギラしながら美しい緑色で、派手ながら心が和みます。

マグネシオアキシナイト

2014年05月18日23:25
我が家にある、ちょっと珍しい石たちの中でも、
レア度としては、トップクラスかもしれない感じの、

マグネシオアキシナイト






 マグネシオアキシナイト 0.37ct
 (産地:タンザニア メレラニ)


アキシナイト自体は珍しい石ではありませんが、
鉄分が入り茶色になった「フェロアキシナイト」が一般的らしいです。

この紫色のアキシナイトは、鉄がマグネシウムに置き換わったもので、
かなり稀とのことです(他にも似たような入れ替わりもいくつかあるそうです)

奥さんがネット上でこの石のことを知り、探していたところ、
この綺麗な子を見つけて迷わずゲットです。

横から見ると、こんな感じ。
マグネシオアキシナイト

ひっくり返すと、こんな風。
マグネシオアキシナイト
0.3ctと小粒なのこともあり、肉眼ではインクルージョンが全く見えません。
また、写真にも少し雰囲気がでてるように、キラキラとテリが強く、色乗りも綺麗です。

また、蛍光性があり、紫外線ライトにあてると、
マグネシオアキシナイト
こんな感じでピンク色になります。
なかなか、個性豊かな面白い石です。

パキスタンのフェロアキシナイトと並んで1枚。
アキシナイトたち
写真ではわかりにくいですが、光り方などテリの具合は、同じ石だなぁという感じです。

オレンジカイヤナイト

2014年05月17日18:15

そろそろ、新宿ショーの時期が近づいてきています。
我が家的には、一番、行きやすいショーなので、
今回もぜひ、出かけるつもりですが、消費増税前の駆け込み買い物で
先立つモノが少なく、厳しい戦いになりそうです(^^;

それは置いておき、今回はレアカラーな

オレンジカイヤナイト






 オレンジカイヤナイト 0.45ct
 (産地:タンザニア ロリオンド)



カイヤナイトは、和名を「藍晶石」と言ったり、
語源もギリシャ語の「暗く青い」という意味の「kyanos」だったりと、
濃い青色をした石という印象しかありませんでしたので、
最初にオレンジ色のカイヤナイトを見た時はビックリしました。

こんな変な子は、すぐに欲しくなる私ですが、
カイヤナイトは元々インクルが多く、特にこのオレンジの子たちは
それが顕著で、綺麗な子がなかなか見つかりませんでした。

この子はテリが強く、小さめということもあり、
肉眼ではインクルが殆ど見えないとても綺麗な子。

横から見ると、こんな感じ。
オレンジカイヤナイト

ひっくり返すと、こんな風。
オレンジカイヤナイト
マンダリンと言ってしまってもわからない、見事なオレンジです。

オレンジカイヤは、2007年に見つかったばかりで、
市場に出回りだしたのも、2009年のツーソンかららしく、かなり新し目の子です。
この子が採れる場所では、逆に青いカイヤは産出されず、
同じ場所から一緒に採れるガーネットもオレンジ色が多いと、
何か石をオレンジにする成分とかが強い土壌なのかもしれませんね。

しかし、マンダリンと一緒に採れてるなんて、
硬度が全然違うので、混ぜて運んで割れてしまうのが心配になります(^^;

ちょっと、強めの光のなかではこんな感じ。
オレンジカイヤナイト
多くのオレンジカイヤ同様、インクルージョンは多めです。
が、黒点もありませんし、肉眼だと小さなインクルは見えずに綺麗です。

他の石たちと並んで1枚。
カイヤとオレンジな石
従来の青いカイヤナイトと、マンダリンガーネット、一番奥がクリノヒューマイト。
(最後だけ、プチ反転クイズ)

並べてみると、なおさらカイヤナイトとは思えない不思議な子です。

レオパードスキンオパール

2014年05月11日22:58
我が家では新カテゴリといったオパール、

レオパードスキンオパール







 レオパードスキンオパール 4.51ct
 (産地:メキシコ イダルゴ)


リモナイトにオパール層が見えるオパール。

マトリックスオパールのひとつで、豹の柄に見える模様から、
レオパードスキンオパールと呼ばれているそうです。

他の角度からも。
レオパードスキンオパールレオパードスキンオパール
写真ではわかりにくいですが、色がついているところがオパール層になっていて、
キラキラキラキラ、いろんな色に光り、とても綺麗なのです。

ひっくり返したりしながら、何枚か。
レオパードスキンオパール
レオパードスキンオパールレオパードスキンオパール
色のついてるところが…(以下、略)

地の黒い部分も、h000000な真っ黒さで、豹柄の白い部分と、
そこから見えるチラチラとした遊色が、とても個性的です。

一見、模様が入った普通の黒い石に見えながら、小さく強い煌めきが、
目に映るので、ネックレスや指輪にしても楽しいかもしれません。

他のオパールなどと並んで1枚。
変わったオパールなど
ちょっと影になってしまってますが、向かって右下は(またも)マウシッシ。
そこから、ちょっと変わり種の個性的なオパールたちが並んでいます。
こんな面白い美しさを見せてくれる自然の神秘に感謝。

カルフォルナイト

2014年05月10日17:43
我が家では2つ目。
前の子より、だいぶ大きな子で、カボションカットな

P1100240







 カルフォルナイト 7.3ct
 (産地:アメリカ カルフォルニア ハッピーキャンプ)


カルフォルナイトの名で売っていた、アイドクレースとも呼ばれるベスビアナイトです。
(※ここら変の細かいうんちくは、前回のベスビアナイトを御覧ください)

結構、いろんな名で呼ばれるので、奥さんもちょっと勘違いしてたそうです。

ひっくり返すと、こんな感じ。
P1100250
相変わらず、変わった子です。

面白く目立つ子なので、またも我が家に迎えてしまいましたが、
透明度の高い子や、他の色の子も、そのうちに……とか思います。

他の石たちと並んで1枚。
P1100259
同じベスビアナイトと、右はマウシッシ。
右上は、吹っ飛び事件から発見されたアイリスカルセドニー。

アメシスト

2014年05月06日00:28
また、産地が少し珍しい、

アメシスト






 アメシスト 1.36xt
 (産地:アメリカ ジャクソンズクロスロード)


アメシスト自体は、一般的で、宝石好きでなくても
聞いたことがあるだろうというメジャーな石ですが、
この子は、ジャクソンズアメシストなどと、
産地の名前をつけて売られる時もある、気持ちレアなアメシスト。

なにがレアかというと、ここで採れるアメシストには、
ブルーフラッシュ効果が現れる場合があるのだそうです。

ただ、ジャクソンズクロスロードで採れるものの全部が全部
その効果が見受けられるわけではなく、
この子は、残念ながら、それほどハッキリはしていません。

「なんか、そう言われれば、ライトをあてると、
 ちょっとだけ青っぽいテリが見える……気がする」
くらいの感じです。プラシーボ?(^^;

横から見ると、こんな感じ。
アメシスト

ひっくり返すと、こんな風。
アメシスト
ジャクソンズクロスロード産とは関係なく、
色のりも、煌きもとても綺麗なアメシストです。

他のアメシストたちと並んで、ライトをあてて1枚。
アメジストたち
ちょっとだけ、ブルーっぽいテリがでてる???

アメシストは意外と画一的なイメージもありますが、
産地などが変わると、それぞれが、ちょっと違った個性をだしますね。

ロードライトガーネット

2014年05月04日11:54
急に暖かくなってきたGW、皆様いかがお過ごしでしょうか?
我が家では、特に大きなイベントもなくまったり(大掃除中)です(^^;

さて、今回の更新は、
定期的に増えてしまうガーネットのひとつ。

ロードライトガーネット







 ロードライトガーネット 1.95ct
 (産地:スリランカ ポロンナルワ)


紫っぽい色味を見せてくれる、アルマンダインとパイロープの中間の子です。

明るいテリでとても綺麗。
カットも変わっていて、シャープな雰囲気もあります。
奥さんはこの色が好きなようでして、うっとりしていました。
そして相変わらずお安い!

しかし、産地をよく見てみると
「スリランカのポロンナルワ」。

この産地の子は、我が家ではガーネットキャッツアイに続き
2つめということになりますが(その時にも少し書きましたが)、

ポロンナルワでは、今では宝石は採掘していないようですので、
もしかしたら、この子は、長い長い旅をしてきたか、
長く眠っていたオールドストックな子……なのかもしれません。

横から見ると、こんな感じ。
ロードライトガーネット

ひっくり返すと、こんな風。
ロードライトガーネット
インクルもなく、ガーネットらしいテリも見事。
なんかワインのような色味も美味しそうです。

ポロンナルワは調べてみると、世界遺産として有名なようですね。
ともすれば、やっぱり採掘とかはやってなさそう~と安易に想像しますが、
もしかしたら、こう地層がむき出しになってる崖みたいな場所から、
ポロンッと採れるのかもしれません。
「ポロン」ナルワだけに……いや、お粗末。すみません(^^;

最後に、他の石と並んで1枚。
赤い石
右にいる子は、ガーネット……ではなく、トルマリンのルベライト。

パッとみると似てるんですが、
ガーネットとトルマリンでは光り方が少し違いますので、別々の美しさがありますね。
アクセスカウンター
  • 累計:

プロフィール

ちひろ

人気ブログランキングへ
記事検索
カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ