トルマリン(ピンク/パープル)

パープルトルマリン

2021年11月14日17:23
こんばんは。
めっきりと冷え込むようになってまいりましたが、皆さまお風邪などひかずにお過ごしでしょうか。

繁華街や大通りでは、クリスマスイルミネーションも見られるようになってまいりました。
クリスマスケーキの予約も始まっておりますし、我が家でも今年はどこのケーキを頼もうか悩んでいる最中でございます。今年も、パーッと明るくクリスマスを過ごしたいものですね!

さて、まだまだ引き出しの中に未紹介のルースが眠っている我が家。
今回は、トルマリンと参りましょう。
pptoru_1














パープルトルマリン
産地:ナイジェリア
 オグボモーショ
1.19ct


「パープル」と言われればそう見えますが、濃いピンクと言われたらそうも見えるという……。
それもそのはず、このルースを売っていたお店では「ピンキッシュパープル」という説明でした。

また、鑑別書はございませんが、これを加熱するとピンクになるということで「非加熱」のトルマリンとして購入しております。

こちらの産地のオグボモーショ(Ogbomosho)というところは、ナイジェリアの南西のあたりでして、そこはすばらしいショッキングピンク色のトルマリンが採れたことで有名のようです。
我が家には、同じ産地のルベライト(赤いトルマリン)があるはずなのですが、相変わらず簡単には発見できず……。;;

いつも通り、横から+ひっくり返してみます。
pptoru_3












pptoru_2














とても綺麗なルースです。

さて、トルマリンにはあまりにもいろいろな色がありますので、ガーネットのように色相関図を楽しく作れそうではあります。しかし、パライバトルマリン以外のトルマリンは非加熱かどうかの判別がいまだに出来ないようですから、我が家では収集を諦めております。;;

鑑別については、再び軽く調べてみたのですが、GIAさんのページでは「熱処理による変化は安定しており、検出できません。液体包有物が豊富な宝石は、熱処理に耐えることができません。照射による色の変化は、熱や明るい光にさらされると色あせすることがあります。」と書いてありました。

そこで我が家では「縁があればお迎えする」という姿勢でおりますが、こちらのルースは他のルースと比べがいがありまして、とてもよいお買い物ができました♪

しかもまた原石付き!
pptoru_4
















pptoru_5




















写真は自然光のままですが、実は原石にライトを当てますと、チラチラとピンク色が見えて綺麗です。

そうそう、あと、宝石学プロジェクトの「トルマリン」のページには「トリートメント」のところにわかりやすいことが書いてありました。

英語を日本語に変換しますと、以下のように書いてあります。

「トルマリンは、色を明るくするために約700°Cに熱処理することができます。これは安定した変化です。ナイジェリアの深飽和赤に対してうまく機能すると思われるプロセスでは、炉を1時間あたり125°Cの速度でゆっくりと520°Cまで上昇させ、後者の温度を2時間保持してから、炉を完全に冷却します。下のギャラリーにある真っ赤なナイジェリアの石は、ロジャー・デリーによる実験として数回熱処理され、最後にランピングが行われました」

パライバトルマリンは非加熱判定が出来ているようなので、普通のトルマリンも非加熱かどうかわかるようになれば有難いのですが……。

もしや、高額を費やせばわかることもあるのでしょうか?
今回のインターネットでの調査では、よくわからなかった次第です。;;

ううーん……有名鑑別屋さんに、有名なものからマイナーなものまで網羅した「NN鑑別が可能か否か」の一覧表を作って公開してほしいものでございます。(人頼み!)

ではでは、気を取り直して、ピンクトルマリンたちとパチリ。
pptoru_6













中央が今回のルースでございます。

その(向かって)右側に仲良く並んでいるのが、ブラジル、サンパウロ州クルゼイロのピンクトルマリンたち。この2つの方が綺麗なピンク色をしていますが、珍しいカットに惹かれて購入したものなので、おそらく加熱された石だと思います。

左側の大きな薄いピンク色のルースは、ナチュラルナチュラル(非加熱未処理)のトルマリン。アメリカのカルフォルニア州サンディエゴにあるヒマラヤ鉱山のものでございます。

後ろにいるのは、ブラジルのバイカラートルマリン。こちらも加熱だと思われます。ピンク色が似ているかも?と思いましたが、並べると全然違いましたね……。

他にも、何となく似ている石たちと並べてみました。
pptoru_8












しかしこちらも、同じ色がまったくありませんでした。

手前の中央は今回の石でして、背後にぼやーっと映っておりますのが先ほどのトルマリン軍団となります。

それでは、一番わかりやすい、中央の大きな真っ赤な石は何かわかりますでしょうか?
答は、モザンビーク産のヘッソナイトガーネットでして、糖蜜インクルージョンが特徴的でございます。

その右隣りのパキッと綺麗な赤ピンク色の石は、石好きの方ならばコランダムかスピネルだと見当がつくのではないでしょうか? そう、ミャンマーのモゴック産のレッドスピネルです。

手前、一番右側の紫色のものは、これまたガーネット。タンザニア産のロードライトガーネットの紫色が綺麗なものでございます。

最後に、今回のルースの(向かって)右隣にいるルースですが、これはジルコンとなります。タンザニア産のチェリージルコンと呼ばれていたもの。こうして他のものと比べると、赤みが強いルースだったのだなぁと驚きました。

では、オマケでライトをつけたお写真も……。
pptoru_7














なかなか素敵なイルミネーション!

そして今回、またまた主役を食ってしまったのは……
あまりにも赤い、トナカイのお鼻のような、大粒ヘッソナイトガーネットでした!


ヒマラヤトルマリン(非加熱)

2012年07月22日14:27
ミネラルザワールドin横浜 2012・夏 戦利品 Part1

まず最初は、ただのピンクトルマリンと思いきや、
ヒマラヤトルマリン









ヒマラヤトルマリン 2.72ct
(お店:カラーストーンミスリル)

ヒマラヤトルマリンというのは、(サンタマリアのような)正式名称ではないと思いますが、
その名の通り、ヒマラヤ鉱山で採れた宝石質のものを指してのコマーシャルネームです。

最初、ヒマラヤと聞いて、
「なぬー、あのヒマラヤ山脈からトルマリンが採れるのか?!」
なんて素っ頓狂なことを考えましたが、
アメリカのカルフォルニア州サンディエゴにある、世界有数のトルマリンの産地、
ヒマラヤ鉱山で採れた石です。皆さんはお間違いのないように(えっ? 間違えないって?(^^;)

ヒマラヤ鉱山は、トルマリンの産出量としては、世界でもトップクラスとのことですが、
宝石質のクラリティが高いものの産出は少なく、ルースの世界では、少々希少のようです。

そして、こちらは、非加熱・未処理。
3ct近い大きさと、透明感、カットによる煌めきもあり、心惹かれて手にとってしまいました。

でも、お店の人に「こっちの、加熱したヒマラヤ産のルベライトの方が珍しいんですよ」と
近くにあった赤いヒマラヤトルマリンを見せられ、
正直、心がチョイ揺れしましたが、ファーストインプレッションでこちらに。
本当は両方買っちゃえばいいんですけどね! まぁ、なかなかなかなか……。

正面からみるとこんな感じ。
ヒマラヤトルマリン
トルマリンらしく、ころころしてたら、ホコリがついて、
写真にバッチリ写ってしまってますが、洗えば綺麗になるかと思います(^^;

後ろから見ると、こんな風。
ヒマラヤトルマリン
奥行きもあり、なかなか大粒感ありです。

その他のピンクの石と並べて一枚。
ピンクの石たち
左から、ブラジル(クルゼイロ)産ピンク、同じくブラジル産ピンク、
そして、今回のヒマラヤトルマリン、その隣が、モルガナイトで、最後がインカローズです。 
(ラスト2つだけ、反転クイズ。クイズと言われて考えると分かりやすいかも?)

同じピンク系でも、それぞれがそれぞれの個性があって楽しいです。

ピンクトルマリン

2012年03月17日21:59
ピンクトルマリンと表記してあったものを買ったのですが…。

ピンクトルマリン








ピンクトルマリン 1.95ct

モザンピーク産の未処理ピンクトルマリン。

でしたが、少し、角度をつけると、
ピンクトルマリン
おや?

横から見てみましょう
パーティカラートルマリン
え?これは…

裏からみてみます。
パーティカラートルマリン
いやいや、ピンク入ってるけど、パーティカラーじゃん(^^;

正面から見てると、ピンクトルマリンにしか、見えないですし、
全く気づいてなかったので、 奥さんからこの写真を渡された時に、
「ちょっと、写真間違ってるよ!」と文句をつけてしまいました。
「間違ってません」と言われましたが、
「いやいや、この写真はどっから見てもパーティカラーの方じゃん」とツッコミましたが、
話が進まなかったので、実物を手に乗せて見てみたら……「パーティカラーじゃん!」

いやまぁ、びっくり。奥さん、疑ってすみません。

表面がピンクな、もう1個のパーティカラーと並べてみました。
トルマリン
同じじゃんw そういやぁ、産地も同じだしなぁ…。

まぁ、綺麗なんで、全然、問題ないんですが。

ついでに、クルゼイロ産のドピンクなトルマリンとも並んで1枚。
トルマリンたち
 同じ石には見えませんw

ピンクトルマリン

2012年01月20日22:27
またも、我が家に登場の神話カットのトルマリン。

ピンクトルマリン










ピンクトルマリン 0.78ct

殆ど、同じ石を持ってるのですが、2個目のゲットです。
奥さんの気に入り具合が分かります。

こちらも、以前のものと同じで、20年前に採れたピンクトルマリンの神話カット。
カットが丁寧で濃いピンクなところも同じですし、兄弟石だろうと思います。

並んで1枚。
ピンクトルマリン神話たち

しかし、今回の子ですが、よくよく見ると、何か黒いポッチがついていて、
これが、セーム皮でキュッキュッと拭き取ろうとしても、さっぱり取れません。

裏っ返すと、よく見えるのですが、こんな感じです。
ピンクトルマリン

うーん、よくわかりませんが、
取れないし、表面から見てれば分からないので、見なかったことにしました!!(^^;

さて、ひっくり返して、この形となると、
あれですかね、あれですよね、あれですね。

スライムベス
「スライムベスがあらわれた!」

ちょっと、経験値が高くなりました。 
まぁ、ピンクですが(*゚∀゚)っ

ピンクトルマリン

2011年08月19日23:45
我が家で2個の目のピンクトルマリンですが…

ピンクトルマリン










 ピンクトルマリン 0.71ct


なんでも、クルゼイロで20年前に採れた石から加工されたもので、
今、採れるピンクトルマリンと色見が違うそうです。

こう確かに、濃いぃぃピンクをしています。
赤とピンクの中間のような色味は、とても綺麗です。

更にこの子の売りは、カット。なんでも「神話カット」と名付けているとか。
上の写真にも少し写っていますが、面が六角形に細かく削られています。

横からみるとこんな感じ
ピンクトルマリン

この変わったカットで、正面から傾けていくと、
中心のテーブルが、大きくなったり、小さくなったりという感じに見える、変わったカットです。

奥さんは、大のお気に入りのようです(他にも買ってしまってるくらい。その内紹介します)

ピンクトルマリン

2011年05月01日23:38
続けて、イオンがでるらしいトルマリン。

ほのかなピンクに惹かれ、奥さんが買った一品です。

ピンクトルマリン












 ピンクトルマリン 2.3ct


衝動買いが出来てしまう程度のお買得品でした(軽く一杯飲むくらい)

見た目は、とても綺麗で、大きさもそれなり。
こんな値段で買えちゃうんだ~って感じですが、ルーペで覗くとやはりインクルージョンが多い(^^;

安い物にも高い物にも理由があるという訳ですが、
肉眼で見てる分には、全然気にならない可愛い子です。

ピンクトルマリン
ほら、正面からみても、綺麗です(110903写真追加)
 
さて、これで、トルマリンは2色目。次は、どんな色がくるのやら。
アクセスカウンター
  • 累計:

プロフィール

ちひろ

人気ブログランキングへ
記事検索
カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ