こんばんは。
めっきりと冷え込むようになってまいりましたが、皆さまお風邪などひかずにお過ごしでしょうか。
繁華街や大通りでは、クリスマスイルミネーションも見られるようになってまいりました。
クリスマスケーキの予約も始まっておりますし、我が家でも今年はどこのケーキを頼もうか悩んでいる最中でございます。今年も、パーッと明るくクリスマスを過ごしたいものですね!
さて、まだまだ引き出しの中に未紹介のルースが眠っている我が家。
今回は、トルマリンと参りましょう。
パープルトルマリン
産地:ナイジェリア
オグボモーショ
1.19ct
「パープル」と言われればそう見えますが、濃いピンクと言われたらそうも見えるという……。
それもそのはず、このルースを売っていたお店では「ピンキッシュパープル」という説明でした。
また、鑑別書はございませんが、これを加熱するとピンクになるということで「非加熱」のトルマリンとして購入しております。
こちらの産地のオグボモーショ(Ogbomosho)というところは、ナイジェリアの南西のあたりでして、そこはすばらしいショッキングピンク色のトルマリンが採れたことで有名のようです。
我が家には、同じ産地のルベライト(赤いトルマリン)があるはずなのですが、相変わらず簡単には発見できず……。;;
いつも通り、横から+ひっくり返してみます。
とても綺麗なルースです。
さて、トルマリンにはあまりにもいろいろな色がありますので、ガーネットのように色相関図を楽しく作れそうではあります。しかし、パライバトルマリン以外のトルマリンは非加熱かどうかの判別がいまだに出来ないようですから、我が家では収集を諦めております。;;
↑
鑑別については、再び軽く調べてみたのですが、GIAさんのページでは「熱処理による変化は安定しており、検出できません。液体包有物が豊富な宝石は、熱処理に耐えることができません。照射による色の変化は、熱や明るい光にさらされると色あせすることがあります。」と書いてありました。
そこで我が家では「縁があればお迎えする」という姿勢でおりますが、こちらのルースは他のルースと比べがいがありまして、とてもよいお買い物ができました♪
しかもまた原石付き!
写真は自然光のままですが、実は原石にライトを当てますと、チラチラとピンク色が見えて綺麗です。
そうそう、あと、宝石学プロジェクトの「トルマリン」のページには「トリートメント」のところにわかりやすいことが書いてありました。
英語を日本語に変換しますと、以下のように書いてあります。
↓
パライバトルマリンは非加熱判定が出来ているようなので、普通のトルマリンも非加熱かどうかわかるようになれば有難いのですが……。
もしや、高額を費やせばわかることもあるのでしょうか?
今回のインターネットでの調査では、よくわからなかった次第です。;;
ううーん……有名鑑別屋さんに、有名なものからマイナーなものまで網羅した「NN鑑別が可能か否か」の一覧表を作って公開してほしいものでございます。(人頼み!)
ではでは、気を取り直して、ピンクトルマリンたちとパチリ。
中央が今回のルースでございます。
その(向かって)右側に仲良く並んでいるのが、ブラジル、サンパウロ州クルゼイロのピンクトルマリンたち。この2つの方が綺麗なピンク色をしていますが、珍しいカットに惹かれて購入したものなので、おそらく加熱された石だと思います。
左側の大きな薄いピンク色のルースは、ナチュラルナチュラル(非加熱未処理)のトルマリン。アメリカのカルフォルニア州サンディエゴにあるヒマラヤ鉱山のものでございます。
後ろにいるのは、ブラジルのバイカラートルマリン。こちらも加熱だと思われます。ピンク色が似ているかも?と思いましたが、並べると全然違いましたね……。
他にも、何となく似ている石たちと並べてみました。
しかしこちらも、同じ色がまったくありませんでした。
手前の中央は今回の石でして、背後にぼやーっと映っておりますのが先ほどのトルマリン軍団となります。
それでは、一番わかりやすい、中央の大きな真っ赤な石は何かわかりますでしょうか?
答は、モザンビーク産のヘッソナイトガーネットでして、糖蜜インクルージョンが特徴的でございます。
その右隣りのパキッと綺麗な赤ピンク色の石は、石好きの方ならばコランダムかスピネルだと見当がつくのではないでしょうか? そう、ミャンマーのモゴック産のレッドスピネルです。
手前、一番右側の紫色のものは、これまたガーネット。タンザニア産のロードライトガーネットの紫色が綺麗なものでございます。
最後に、今回のルースの(向かって)右隣にいるルースですが、これはジルコンとなります。タンザニア産のチェリージルコンと呼ばれていたもの。こうして他のものと比べると、赤みが強いルースだったのだなぁと驚きました。
では、オマケでライトをつけたお写真も……。
なかなか素敵なイルミネーション!
そして今回、またまた主役を食ってしまったのは……
あまりにも赤い、トナカイのお鼻のような、大粒ヘッソナイトガーネットでした!
めっきりと冷え込むようになってまいりましたが、皆さまお風邪などひかずにお過ごしでしょうか。
繁華街や大通りでは、クリスマスイルミネーションも見られるようになってまいりました。
クリスマスケーキの予約も始まっておりますし、我が家でも今年はどこのケーキを頼もうか悩んでいる最中でございます。今年も、パーッと明るくクリスマスを過ごしたいものですね!
さて、まだまだ引き出しの中に未紹介のルースが眠っている我が家。
今回は、トルマリンと参りましょう。
パープルトルマリン
産地:ナイジェリア
オグボモーショ
1.19ct
「パープル」と言われればそう見えますが、濃いピンクと言われたらそうも見えるという……。
それもそのはず、このルースを売っていたお店では「ピンキッシュパープル」という説明でした。
また、鑑別書はございませんが、これを加熱するとピンクになるということで「非加熱」のトルマリンとして購入しております。
こちらの産地のオグボモーショ(Ogbomosho)というところは、ナイジェリアの南西のあたりでして、そこはすばらしいショッキングピンク色のトルマリンが採れたことで有名のようです。
我が家には、同じ産地のルベライト(赤いトルマリン)があるはずなのですが、相変わらず簡単には発見できず……。;;
いつも通り、横から+ひっくり返してみます。
とても綺麗なルースです。
さて、トルマリンにはあまりにもいろいろな色がありますので、ガーネットのように色相関図を楽しく作れそうではあります。しかし、パライバトルマリン以外のトルマリンは非加熱かどうかの判別がいまだに出来ないようですから、我が家では収集を諦めております。;;
↑
鑑別については、再び軽く調べてみたのですが、GIAさんのページでは「熱処理による変化は安定しており、検出できません。液体包有物が豊富な宝石は、熱処理に耐えることができません。照射による色の変化は、熱や明るい光にさらされると色あせすることがあります。」と書いてありました。
そこで我が家では「縁があればお迎えする」という姿勢でおりますが、こちらのルースは他のルースと比べがいがありまして、とてもよいお買い物ができました♪
しかもまた原石付き!
写真は自然光のままですが、実は原石にライトを当てますと、チラチラとピンク色が見えて綺麗です。
そうそう、あと、宝石学プロジェクトの「トルマリン」のページには「トリートメント」のところにわかりやすいことが書いてありました。
英語を日本語に変換しますと、以下のように書いてあります。
↓
「トルマリンは、色を明るくするために約700°Cに熱処理することができます。これは安定した変化です。ナイジェリアの深飽和赤に対してうまく機能すると思われるプロセスでは、炉を1時間あたり125°Cの速度でゆっくりと520°Cまで上昇させ、後者の温度を2時間保持してから、炉を完全に冷却します。下のギャラリーにある真っ赤なナイジェリアの石は、ロジャー・デリーによる実験として数回熱処理され、最後にランピングが行われました」
パライバトルマリンは非加熱判定が出来ているようなので、普通のトルマリンも非加熱かどうかわかるようになれば有難いのですが……。
もしや、高額を費やせばわかることもあるのでしょうか?
今回のインターネットでの調査では、よくわからなかった次第です。;;
ううーん……有名鑑別屋さんに、有名なものからマイナーなものまで網羅した「NN鑑別が可能か否か」の一覧表を作って公開してほしいものでございます。(人頼み!)
ではでは、気を取り直して、ピンクトルマリンたちとパチリ。
中央が今回のルースでございます。
その(向かって)右側に仲良く並んでいるのが、ブラジル、サンパウロ州クルゼイロのピンクトルマリンたち。この2つの方が綺麗なピンク色をしていますが、珍しいカットに惹かれて購入したものなので、おそらく加熱された石だと思います。
左側の大きな薄いピンク色のルースは、ナチュラルナチュラル(非加熱未処理)のトルマリン。アメリカのカルフォルニア州サンディエゴにあるヒマラヤ鉱山のものでございます。
後ろにいるのは、ブラジルのバイカラートルマリン。こちらも加熱だと思われます。ピンク色が似ているかも?と思いましたが、並べると全然違いましたね……。
他にも、何となく似ている石たちと並べてみました。
しかしこちらも、同じ色がまったくありませんでした。
手前の中央は今回の石でして、背後にぼやーっと映っておりますのが先ほどのトルマリン軍団となります。
それでは、一番わかりやすい、中央の大きな真っ赤な石は何かわかりますでしょうか?
答は、モザンビーク産のヘッソナイトガーネットでして、糖蜜インクルージョンが特徴的でございます。
その右隣りのパキッと綺麗な赤ピンク色の石は、石好きの方ならばコランダムかスピネルだと見当がつくのではないでしょうか? そう、ミャンマーのモゴック産のレッドスピネルです。
手前、一番右側の紫色のものは、これまたガーネット。タンザニア産のロードライトガーネットの紫色が綺麗なものでございます。
最後に、今回のルースの(向かって)右隣にいるルースですが、これはジルコンとなります。タンザニア産のチェリージルコンと呼ばれていたもの。こうして他のものと比べると、赤みが強いルースだったのだなぁと驚きました。
では、オマケでライトをつけたお写真も……。
なかなか素敵なイルミネーション!
そして今回、またまた主役を食ってしまったのは……
あまりにも赤い、トナカイのお鼻のような、大粒ヘッソナイトガーネットでした!