ううむ、いつの間にやら如月に。
こんにちは、奥さんです。

お仕事と子供関係でドタバタと忙しい1月を過ごしておりまして、気づけば大変なことになっている昨今。
新型コロナのオミクロン株も、あっという間に巷に広がっておりましたね。
我が家の子供が通う園では、先生方の頑張りのおかげなのか、まだお休みになっているクラスもなく……私どもは平穏無事に過ごさせていただいております。

会社ではちらほらと感染のお話は聞くものの、特に大きな事件も起きず。
ただ、転職してしまった以前の同僚がとうとう新型コロナにかかってしまい、話を聞くと「とにかくのどが痛い」と言っておりました。ちなみに感染経緯は、奥様の日々のお買い物くらいしか思い当たらないそうでございます。(23区内)

さて、そのような中、今回はまた変わった石をご紹介。
我が家にはとても珍しい存在、合成のものでございます。
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合成ジンサイト
19.841ct


19キャラットもある大きさに、ビッカビカに光る赤!
とても派手なルースでございます!

こちらは、ジュエリーやルースを扱っているお店でいくつかのお品を購入したときにいただいたものになります。他にも合成のオパールなどがありましてギラギラでしたが、うちの子供が選んだものが、この合成ジンサイトだったというわけでございます。(鑑別書付きでした)

横から見ますと……
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うちの子供は「赤」が好きなお年頃。
合成オパールもとても綺麗でしたが、この「赤」が決め手になったようです。

合成のためか、インクルージョンがまったくありません。
ひっくり返しましてもピッカピカです。
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ただし、硬度は4~4.5!
やわらかい!

さて、このジンサイト(ZINCITE)という石。
「亜鉛(zinc)」からなる石だそうでございまして、和名は「紅亜鉛鉱」。
「ジンカイト」とも呼ばれることがあるようでございます。

比重は5.68とかなり重く、屈折率が高いため、ダイヤモンド光沢を放っています。
だからこれほどギラギラしているのですね。
ちなみにwikiには「酸化亜鉛」として紹介されています。

ジンサイトの天然のものは、ナミビアのツメブ鉱山が主な産地のようです。
そして、アメリカのフランクリン鉱山で採れたものは蛍光するとかしないとか?
蛍光するのはデマの可能性もあるようなので不確かな情報ですが、フランクリン鉱山はとっくに閉山しており、天然のものは希少のようでございます。

ところで、我が家に来た「合成」のものは一体どういう由来なのかがわからないのですが、軽く調べたところ「ポーランドの亜鉛精錬工場の副産物として生まれた」や「ポーランドジレジア地方にある亜鉛塗料の工場での精製事故によって偶然に生まれた」と書いてあるネットショップがございましたので、もしかしたら同じような流れのものなのかもしれないなぁと想像いたしました。
全く違うかもしれませんが……。

天然のものはイエローやグリーンのものがあるようですね。
合成のものは皆、我が家のように赤~オレンジ色のものになるようでございます。

早速、似たような色味の石たちを並べてみました!
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今回のルースにとても似ているぺアシェイプの石を発見できて、嬉しく思っております。
その似ている石とは、ブラジル産カーネリアン。

後は左下の楕円形のものからぐるっと……
ブラジル産のスぺサルティンガーネット、
四角いアンデシン、
ブラジル産の非加熱マンダリンシトリン、
メキシコ産のゲレロコニャックトパーズ、
(おそらく処理の)サンストーン、
メキシコ産のファイアオパール、
前々回紹介しました天然シーライト
……となります。

一番色が似ているのは「シーライト」でございますね。
ライトを付けてパチリ。
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やはり、ライトに強いのはファイアオパール!

ただ、今回のルースは19キャラットもあるので、存在感は負けておりませんでした。
我が子ながら、とても良いルースを選んだのではないでしょうか。
手に載せて「わはは、お宝を見つけたぞー!」と海賊ごっこが捗っております。
(硬度が低いので要注意です)